毎週、様々なテーマでお送りする、
Housing Column。
第 70 回
【無理のない資金計画を立てよう!!】
新しい年を迎えて、みなさんはもう、今年やること、したいことなど目標を決めましたか?
今年は家を建てよう!! 具体的な計画に取り掛かろう!!と考えていらっしゃる方もいるのではないでしょうか?
今回のナットクコラムでは、住まいづくりに欠かすことの出来ないお金のはなしとして、無理のない資金計画の立て方をお伝えしていきたいと思います。
●早いタイミングで資金計画を立てよう!!
住まいづくりを始めるとき、みなさんは何から始めますか?
新しい住まいに求めるイメージづくりや、そんな生活を実現させてくれる土地探し、信頼できる依頼先選びなど、住まいづくりに欠かせない要素はたくさんあり、それぞれどれも重要です。
しかし、まず始めにやらなくてはならないことは、資金計画を立てることです。
車や高額な家電製品など、家計に大きくかかわってくるような買い物をするときのことを思い出してください。皆さんはどのような買い方をしていますか?
サイズや色、値段のことなどについて何も検討もせずに買い物をしていますか?それとも、どんな仕様にするのか、予算はどれぐらいまでなら大丈夫なのか等、十分検討してからその予算内、もしくはそれに近いものの中で、ベストなものを購入するといったような買い方をしていますか?
高額になればなるほど慎重に検討しているはずです。結果的にも、十分検討した方が衝動買いしたときよりも、後悔することが少ないかと思います。
それは住まいづくりでも同じことが言えます。
資金計画を立てる時には、まず自分たちの生活を見直すところから始まり、いくらぐらい住まいづくりに費やすことができるのか?どのくらい融資を受けることができるのかを早い段階で把握することがポイントになってきます。
また、融資を受ける金額が、無理なく返済できる金額なら問題ないのですが、希望額の融資が受けられたとしても、実際にその金額を最後まで返済できる保証はありません。将来の事も含めた生活を考えずローンを借りると、返済が難しくなり、せっかく取得したマイホームを手放すことになりかねません。
早い段階から資金計画を行うことで、自分の返済能力をきちんと把握することができ、返済に無理のない適切な融資金額を把握することができます。住宅ローンの融資を考えるときは、借りられる金額から考えるのではなく、返済できる金額から考えることが大切です。
●資金計画を立てるには・・・
では返済に無理のない適切な資金計画を立てるには、どうすればいいのでしょうか?
まず、毎月のローン負担を少なくするためには、取得したいと考える物件から融資金額を考えるよりも、年収や年齢、家族構成、ライフスタイル等を総合的に考えてみることが重要です。そして、返済方法、返済期間など、返済の中身に気を配ることや、金利や当初の返済額などの限られた要素だけでローンを決めてしまうのではなく、総返済額を考慮しながら複数のローンを比較してみることも大切です。
また、同じローンであっても利用者によって条件が異なるため、それによりローンの組み方も変わってきます。一般的に住宅ローンの返済は、年収の25%程度までが無理のない金額といわれていますが、月収ベースで考える場合、手取りの30%を超えてしまうと家計のやりくりが難しくなってきます。
月収に占める住宅ローンの割合にもきちんと目を向けることも大切です。
イラストをクリックすると拡大します。
●自己資金の準備
マイホームを取得するとき、頭金が多ければ多いに越したことはありませんが、目安として家づくり総費用の2割程度の自己資金が必要だといわれています。その理由はいくつか挙げられますが、住宅ローンの中には、融資限度額が総費用の8割までとされるものが多いため、2割の頭金がないと住宅ローンの選択肢が狭まってしまうということがあげられます。
また、マイホームを取得するときは頭金のほかに、融資手数料や税金、保険料など様々な諸費用がかかり、その金額は家づくり総費用の1割程度が目安です。そしてこの諸費用は、現金で支払うものが多くなることも、覚えておいて下さい。
私たちは、住まいづくりを考える時に自分たちの生活を見直し、新しい住まいをイメージしますが、その資金計画を立てる時も、今の生活を見直し、将来の暮らし方を考える絶好の機会となっているのです。
住まいづくりは一生の内、何回も出来ることではありません。後悔しないよう、家族全員で十分時間をかけて話合い、自分たちの理想とする生活が実現できる資金計画を立て、満足できる住まいづくりに取り組んでみて下さい。
[住まいのナビゲーター 高橋 英子]
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