毎週、様々なテーマでお送りする、
Housing Column。
第5回
夏は水道光熱費がぐんとはねあがる季節。子供たちやお父さんの夏休みで食費もかかります。それでなくても光熱費や物価の値上がりが続く中、毎日の暮らしを少しだけ見直してみませんか。
地球温暖化防止のためにも、家計防衛のためにも、省エネな暮らしはこれからの私たちの大きなテーマです。ただ節約してもつらくて続かない…という人におすすめなのが、節約できた金額を毎日貯金箱にためていくこと。
節約アドバイザーの丸山晴美さんは、「節約の習慣・クセをつけるためには、まず節約の快感を覚えてもらうことが大切。そのためには、目標金額を設定して、その金額が貯まったらやりたいことや欲しいものを具体的にイメージした上で、毎日、節約できた金額を貯金していけば、節約の成果が目に見えるので頑張れます」と言います。
節約によって水道光熱費やゴミが減れば、エコにもつながります。もうひとつ注目したいのが、節約の健康効果。体の冷やしすぎが防げたり、ダイエットができたりと、節約生活はいいことずくめなのです。
暑いからといって、エアコンのかけすぎやシャワーばかりのバスタイムは体を冷やしてしまいます。体のためにもお財布のためにも見直しましょう。
※節約金額は4人家族での平均的な数字です。
●エアコン
エアコンの設定温度を1度上げるだけで
約10%の電気代節約
になります。いつもの温度設定27度を28度にキープすれば、
1カ月で約319円
が浮く計算に!
それでは我慢できないほど暑いときの裏ワザとして、丸山晴美さんが教えてくれたのは、「凍らせた保冷財をわきにはさむ」こと。これで体感温度がぐんと下がります。
外に出かけるときは、紫外線対策もかねて麻素材などの長袖を着れば、体の熱が冷めるのが早いので、家に帰った時、エアコンを強くかけなくてもすみます。
また、エアコンのフィルターが目詰まりを起こすと風量が低下して、冷房の効率が下がります。2週間に1度掃除すれば、
1カ月約169円
の節約に。
●バスタイム
この季節、暑いからと、ついシャワーだけで済ましがちな人も多いでしょう。シャワーのほうがお風呂につかるよりお湯の量が少なくて済むように思いがちですが、実はシャワー15分の使用で浴槽1杯分のお湯を使っています。家族4人以上なら、お風呂の方が節約になります。
また、胸の下までのぬるめのお湯に入る「半身浴」なら、バスタブいっぱいにお湯を張るより水道代もガス代もおトク。
1週間で約285円
安くなります。
シャワーを使う場合は、こまめに止めるように。5分止めるだけで約25円のガス代と水道代を節約できます。
●洗濯機
電気代が高くつくのは乾燥機。天気が悪くなる日にわざわざ洗濯したりせず、天気予報に注意して晴れの日を選んで天日干しするようにすれば、
1回約70円
のおトクです。
また、毎日洗わず3回を1回に減らしてまとめ洗いすれば、電気代と水道代の合計で
1カ月約544円
の節約になります。
夏休みで子供が家にいるご家庭の悩みはおやつ代。また、水分補給は大切ですが、健康面からも冷たい飲み物をガブガブ飲まないよう、ひと工夫したいものです。
●おやつ
市販のケーキは1つ300円位かそれ以上しますが、ホットケーキミックスで作れば割安で低カロリー。
家族4人なら約900円
の節約になります。
●飲み物
冷蔵庫にペットボトルのドリンクを入れておくと、冷蔵庫の開閉による電気代のロスも馬鹿にできないもの。かわりに自分で作ったお茶を氷と一緒に入れた魔法瓶をリビングに置いておくと、
1日約300円
節約できます。
また、「風呂上りのビール」は、シュワッとしたのどごしだけが欲しいことも多いもの。ときどき炭酸水に替えれば、発泡酒よりさらにおトク。メタボが気になるお父さんにもおすすめです。
(1) 「消えもの」に注意
節約の基本は、すぐになくなる5つの「消えもの」をコントロールすること。
その5つとは、食品やお菓子などの「食べもの」、ジュースやお酒などの「飲みもの」、タバコなどの「吸いもの」、パチンコなどの「擦るもの」、美容関連や日用品などの「泡もの」。
手作りしたり、安く買ってストックしたりと、これらの出費を抑えれば、ラクラク節約できます。
(2) レシートで「○×△」チェック
1日の終わりに、今日の買い物を3段階で評価。必要なものは「○」、ムダだったものには「×」、必要だったけれどもっと節約できたものには「△」をレシートに記入します。毎日続けていくと自分のムダ遣いの傾向がつかめてくるので、自然に節約体質になれます。
(3) 必要以上のお金を財布に入れない
ムダ遣い防止には、最低限のお金しか財布に入れないこと。余分なお金があれば気が大きくなるのが人間の常。お買い物リストの予算だけで、すばやくお店から立ち去りましょう。また、行くと必ずムダ遣いする「行ってはいけない店」を把握して、近づかないようにするのも手です。
普段使い捨てにしているものを少し見直せば、まだまだ節約はできるもの。ゴミも減らせるのでエコにもつながります。
●ティッシュペーパー
日本人の1人あたりのティッシュペーパー消費量は世界一だとか。食事の時などに無意識に使っているティッシュをおしぼりに替えるだけで、
1カ月で約216円
節約できます。
●ペーパーモップ
便利なペーパーモップも、水が気持ちいいこの季節はぞうきんに替えてみては? 1日1枚使っているペーパーモップをぞうきんに替えれば、
1カ月約418円
の節約になります。
●ビニール傘
突然の雨にあわてて買ったビニール傘が、どんどんたまっていませんか? 最近の天気予報はかなり精度が上がっています。出かける前のほんの数分、天気予報をチェックして出かければ、
1回約400円
のムダづかいが防げ、ゴミも増やさずにすみます。
取材協力/丸山晴美さん(節約アドバイザー、ファイナンシャルプランナー)
イラスト/宮川いずみ
制作/からだにいいこと編集部
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