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Housing Column ハウジングコラム

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第 13 回
イギリス・オランダ住まいの旅
アラカルト
 100年先を考えてつくられた街やそこでの人々の暮らしを紹介した「イギリス住まい500年の旅」(1) (2) (3)と、地球環境を考えた住まい・街づくりを紹介した「オランダ エコロジー住宅の旅」(1) (2)。これまで5回にわたってヨーロッパの住まいと街をご紹介しましたが、今回は旅の途中で見聞きした興味深いお話をアラカルトでご紹介したいと思います。ヨーロッパの住まいや人々の暮らしに対する考え方を日本での暮らしや住まいづくりを考えるヒントとしていただければと思います。



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●ヨーロッパの家は何故三角屋根?

 ヨーロッパの家庭では、子供は大人になったら家を出て行くものと考えられています。ですから、その子供たちのための部屋が必要なのは限られた期間です。そのために屋根裏を子供たちが使い、子供達が巣立った後は、収納スペースやゲストルームにするなどして活用します。親が自分たちの部屋を我慢して、子供部屋に大きな最高のスペースを与えようと考えがちで、その結果大人になっても親を頼りに同居し続ける子供が多い日本とは考え方が異なります。これから家を建てようとしている方にも、この考え方は参考になるのではないでしょうか。

●道を横断する小川 (イギリス)

 イギリスのカージィ村では道路を横断して小川が流れています。といっても、これは水溜り。その水溜りにカモが子供を連れて泳いでいます。日本であれば、道路を工事して排水し水溜りはなくしてしまうのではないかと思います。不便ですが、癒される風景だと思いませんか?

●名前付きベンチ

 イギリスでは、ベンチに座っているお年寄りをよく見かけます。あたりを見回すと所々に名前が彫ってあるベンチがあります。実はそのベンチ、そこから眺める景色を愛した方やその家族が寄贈したものです。
 一人一人好きな景色が異なりますので、思わぬ所にベンチがあります。そこに座って、その景色を愛した方の気持ちを感じるのも一つの楽しみ方です。

●家具はどうやって上に運ぶの?
   (オランダ/アムステルダム)


 狭い土地にぎっしり建物が詰まったアムステルダムの街。
 建物の入り口は、とても小さく、中に入ると階段も狭くて急勾配です。でも部屋の中には大きなベッドや家具が揃っています。どうやって入れたのだろう?と疑問に思います。家具は、建物の上部にある吊フックを使って引き上げ窓から室内に入れるそうです。それは、船に大きな荷物を積み込むのと同じ方法で、海運業が盛んな土地ならではの工夫です。
 
 いかがでしたか?イギリスやオランダには、日本にはない、人々の生活を中心とした考え方が、住まいや街に生き続けています。それは時折自分の考えとは別の視点で、それまでの暮らしを見つめ直すキッカケとなります。
 この様な諸外国の文化や工夫が、これから皆様が住まいづくりを考えるときに、ちょっとしたヒントになるのではないでしょうか。
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