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Housing Column ハウジングコラム

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第 1 回
【窓】にも色々あるんです
 窓はなんのためにあるんでしょう。もちろん光を取り入れて、明るく健康的で快適な生活空間を確保するためになくてはならないものですし、窓を開けることによって換気を促進するといった働きもします。また、室内から外を眺める、開放感を味わうなどという役割も考えられます。ただ最近では、泥棒などの入り口になるというマイナスもありますし、室内のエネルギー(熱)の逃げ口や冷房効果を下げる外部の熱の入り口としても注目されています。 窓にはいろいろな種類のものがあり、さまざまな工夫と『なるほど』がつまっています。住まい手の用途に合わせて、先人たちの工夫の跡を楽しみながらしっかり学び、選びたいものです。

●窓の材料
木製窓:
隙間風の原因のように言われていた昔のような木製窓は、めっきり少なくなりました。今の木製窓は輸入品も含めて高機能高価格のものが一般的です。木の部分も、原木(ムク)のものや集成材のものがあり、さらに、木部を樹脂やアルミでカバーしたり、また、木材だけでなく、たとえば、レールの部分はアルミを使うなど、木の温かみを残しながら高機能にするための工夫がされています。
アルミ製窓(アルミサッシ):
現在住まいに使われている多くの窓はほとんどアルミです。昔はやや冷たいアルミ色を問題にされる方もいましたが、技術の進歩によってさまざまな色調のものが生み出されています。また、種類も多くなり、ガラス業界とのタイアップにより機能的にも高度のものが数多く出されています。
鋼製窓:
おもに、ビル用に使われています。
樹脂製窓:
おもに、プラスチックで作られ、寒冷地で使われる断熱サッシなどです。
●窓の取り付け位置
掃きだし窓:
床面まで開いていて、そのまま外部に出ることができる窓。箒で掃きだすことができることからこう呼ばれます。
腰窓:
壁の腰の高さ程度の位置を「腰」といいます。この辺りにある普通の窓を一般的に腰窓と呼びます。腰の高さは、洋室に比べ和室の方が低くなっています。これは椅子座に比べ目線が低いためです。
天窓:
文字通り、天井面(屋根面)につけられる窓。建築基準法でいう「有効採光」が普通の窓に比べ3倍になります。
地窓:
床面に接して設けられる窓。和室で使われることが多いようです。これを掃きだし窓ということもあります。
高窓:
天井面の近くに作られる窓。天窓ということもあります。
出窓:
建物から外に突き出して作られる窓。長方形のもの、弓型(ボウ)のもの、湾型(ベイ)のものなどがあります。
●障子の動きによる窓の種類
 窓のガラス戸のことを「障子」といいます。その動き方によって窓にはいろいろな種類があります。「窓の複雑な動き」を可能にしている金物は先人の工夫の「かたまり」です。何十年の繰り返しに耐え、温度変化に耐え、しかも安価でなければならないという三重苦を見事に克服して勝ち残った金物に注目してください。なお、*印のあるものは、日本木製サッシ工業会のHPに分かりやすい説明が載っています
はめ殺し窓(*):
開閉しない窓をこういいます。採光のための窓で、吹き抜け部分や天窓などに多く使われます。
引き違い窓(*):
2枚の障子が左右に開く、ごく普通の窓です。片側の障子だけ動くものは「片引き窓」(*)です。
開き窓(*):
障子の右か左をつり元(軸)として、外へ開く窓です。
回転窓(*):
障子の中心を軸にして、ぐるっと回転する窓です。上下の場合と左右の場合があります。回転の角度によって風通しが変わります。
上げ下げ窓(*):
障子が上下に動く窓です。1枚だけが動くものがシングルハング、2枚の障子がそれぞれ動くものがダブルハングです。ダブルの場合、真ん中で止めると、窓の上と下に等分の空間が開きます。
突き出し窓(*):
障子の上の方を軸にして外側に突き出して開ける窓です。開ける角度により通風量を調節できます。一枚だけでなく複数の障子のある「オーニング窓」もあります。
内倒し窓(*):
障子の上の方を内側に倒す窓です。外側に倒す「外倒し窓」(*)もあります。プライバシーを守りながら効率よく風通しができます。
すべり出し窓(*):
窓枠と障子を特別の金物でつなぎ、外へ滑り出すように動きます。障子の上下に空間ができますから、風通しは抜群です。なお、縦軸のものもあります。
内開き・内倒し窓(ドレーキップ)(*):
ハンドルによって、内倒しと内開きの両方ができる窓です。
ルーバー窓:
障子がガラスなどの羽根でできていて、ハンドルなどを回すと開くようになっている窓です。ジャロジーという言い方もあります。
●機能性のある窓
防音窓:
2重サッシにしたり、防音合わせガラスを使うなどして、遮音性能を高くした窓です。JISによってT1~4までの4つの等級があります。それぞれに音をさえぎる力が違いますから、状況にあわせてご利用ください。(リビングアメニティ協会HP)
断熱窓:
窓の開閉の仕方や材料の種類、ガラスの組み合わせなどによって断熱性能が決められます。JISではH1~5の5段階で決められています。建設地の省エネルギー地域区分によって適したものを使うことになります。(リビングアメニティ協会HP)
防犯窓:
まだサッシ業界では防犯窓という用語はないようですが、ガラス業界がうたっている「防犯合わせ複層ガラス」を使った窓をこう呼ぶようです。(板硝子協会HP)
各イラストをクリックすると拡大表示されます
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