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【キッチン】
第 12 回
【キッチン】
キッチンは従来“女の城”“男子厨房に入るべからず”などと言われてきましたが、最近はそうでもなく、家族全員がキッチンを囲んだり、“男の料理!”など、注目のされかたや使われ方も、大分変ってきているようです。
特にキッチンの形態はその昔、北側の奥まった部分に追いやられていましたが、昨今ではダイニングとの仕切りを開放的にしたり、またダイニングの一部になっていたりと様々あります。そこで今回は、キッチンの種類や使い勝手について調べていきたいと思います。
●キッチンの構成
キッチンルーム
調理をするためのシンク、加熱調理機器、冷蔵庫、作業台、収納等のキッチン機器を設置し、調理する空間。
キッチン機器
流し台(シンク)
食材や食器を洗う場所。
加熱調理機器
コンロ、レンジ、オーブン等熱を加えて調理する機器。
最近では、200Vの電源を使った電磁調理機器IHクッキングヒーター等もあります。
ワークトップ
キッチンにある作業台のこと。「カウンタートップ」「天板 (てんいた・てんばん)」ともいう。ワークトップにはキャビネットと一体型、分離型とあります。
換気扇
調理時に発生する臭い、煙などを外へ吸い出すための機器。
レンジフード
換気扇を覆うフード。排気効果を高める給気機能付きレンジフードもある。
収納棚
フロアキャビネット:ワークトップ下にある収納。
ウォールキャビネット:壁面に取り付ける吊り戸棚。
トールキャビネット:床から天井までの背高の収納庫。
食器洗浄乾燥機
食器の洗浄、すすぎ、乾燥を自動で行う機器。高圧洗浄式、超音波式などがあります。
●キッチンの種類
システムキッチン
システムキッチンとは、キッチンルームのスペースに合わせてシンク、コンロ、レンジ等の調理機器、調理台、換気設備、収納部分等を自由に組み合わせる事ができるキッチン設備のことを言います。通常カウンタートップは一体になっています。
セクショナルキッチン
ガス台、調理台、吊戸棚等がそれぞれ独立しており、それらを組み合わせて構成されるキッチン。
●キッチンの種類
■キッチン空間
クローズド型キッチン
ダイニングキッチンなどとは異なり、部屋として独立している台所。
ダイニングや他の部屋からキッチンスペースを独立させたスタイルのキッチン。料理に専念でき、他の部屋に匂いや煙も広がらない。
オープン型キッチン
キッチンが部屋として独立しておらず、ダイニングと一体化した開放的な空間構成になっているキッチン。
セミオープン型キッチン
キッチンとリビング、ダイニングを完全に仕切らず、吊り戸棚や高いカウンター等で仕切り、部分的につながりのあるタイプのキッチン。
■キッチンのレイアウト
I 型(アイ型、1列型)
I 型は、シンク、加熱調理機器、冷蔵庫などを直線に配列したレイアウトのキッチン。
II 型(2列型)
II 型は、シンクと、加熱調理機器が分かれ、向い合って配置したレイアウトのキッチン。
対列に配置されていることから動作線も短く、調理と洗いモノを同じに行う場合に非常に効率良く動きがとれます。
L 型(エル型)
L 型キッチンは、シンク、加熱調理機器、冷蔵庫などをL 字に配置したレイアウトのものです。
U 型(ユウ型)
U 型は、シンク、加熱調理機器、冷蔵庫、作業台などをU 字に配列したキッチンです。
独立型以外に、オープンキッチンにも対応し、また、収納効率も高いタイプのキッチンです。
アイランド型
オープンキッチンのバリエーションでI 型やL 型キッチン等で構成され、シンク、グリルなどの主要機器を備えたキャビネットをキッチンの中央に配置したタイプ。
ペニンシュラー型
ぺニンシュラー型キッチンとは、作業台からダイニング若しくはリビング方向に、ダイニングテーブルや、カウンターを突出させたレイアウトのキッチンです。
●キッチンの素材
天板
ステンレス、人造大理石、タイル、ホーロー(鋼・鋳鉄・アルミなどの金属の下地にガラス質の釉薬を塗り、高温で焼き付け融着させた素材)等がよく利用されます。
扉
木質系・金属系とありますが、塩化ビニル化粧合板、ポリエステル化粧合板、メラミン化粧合板のものが良く使われています。また、金属系には、ステンレスや鋼板ホーローなど扉もあります。
●最近のキッチン動向
収納編
フロアキャビネットの工夫
これ迄のフロアキャビネットのほとんどが、扉を開き調理台下の収納スペースに道具を収めていましたが、最近のフロアキャビネットは、手前にスライドする引き出しタイプ多くなっています。この工夫により、かがまずに鍋、フライパン、食器などが楽に取り出すことができます。また、さらなる工夫として、フロアキャビネット扉の裏の部分にポケット収納を設けることで、包丁等の調理道具を収めることのできるものまであります。
また、フロアキャビネットにキャスターを取り付け、目的、用途に合わせて収納配置を変更したり、場所を選ばず料理の準備をすることができるものまであります。
ウォールキャビネット (吊り戸棚) の工夫
吊り戸棚は利用する方の身長の違いにも配慮され、電動、手動で収納そのものが上下し、高い位置に収納されているものが、取り出しやすくなるなどの工夫がされているものもあります。
キッチンのレイアウト
参考:
(社)インテリア産業協会
「インテリアコーディネーターハンドブック(販売編)」
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