雲の隙間からハートがのぞく
子どものころ、真っ白な雲を眺めては大きなクジラやソフトクリームに見立てたり、「雲に乗ってみたいなぁ」なんて夢をふくらませたり。皆さんにも、そんな楽しい思い出がきっとあると思います。 雲の“世界基準”、知ってますか?まずは雲の基本からお話ししましょう。さまざまな形で空に現れる雲。その姿は一見バラバラなように見えますが、意外にもきちんと秩序があり、現れる高さや形によって10種類に分けられています。これが雲の世界基準「10種雲形」。世界気象機関によって定められた、世界共通の雲の種類です。
この基準は「雲の形は世界中どこも同じ?」という素朴な疑問を解決するために、100年ほど前、世界中が協力して観測した結果生まれたものです。 ここで、ちょっと理科の復習。雲の正体を皆さんは覚えていますか?雲は、空気中の水分が冷やされ、小さな軽い雲粒(水滴や氷の結晶)となり、それが集まって空に浮かんでいるもの。この雲粒が大きく重くなると、雨や雪となって地上に落ちてくるのです。 雲の名前、いろいろ 日本古来の雲の名前。そこには雲の姿や風景が情緒豊かに表現されていて、昔の人が実に楽しく雲を眺めていたことを感じさせてくれます。その中から、身近に見られる雲の名前をいくつかご紹介しましょう。 |
|
|
筋雲と同じく秋冬にきれいな姿を見せてくれるのは「鰯雲」や「鱗雲」。魚の鱗のようにキラキラと輝くことからこの名が付いたと言われ、その空の美しさは多くの詩歌にも詠まれました。
★【プチ雑学】「環八雲」ってご存知ですか?これは、東京の環状八号線沿いの空に現れる雲のこと。ヒートアイランド現象と大気汚染が発生の原因だとされています。変わりゆく地球環境を、雲が教えてくれているのかもしれません。 言い伝えは「雲の天気予報」 さて、時代は変われど、現代の暮らしにも天気が密接に関わっていることに変わりはありません。そこで、昔ながらの雲の天気予報をちょっとご紹介しましょう。
青空に真っ白なラインを描く飛行機雲も雨が近い知らせ。これは、上空の空気が水蒸気をたくさん含んでいる時に飛行機雲ができるからです。 千変万化に表情を変える雲。むくむくと巨大な雲が立ちのぼるかと思えば、真っ白な糸のように棚引いたり、ふわっと綿のように浮かんでみたり。朝日に照らされれば黄金色に輝き、夕日が沈むめば真っ赤に染まる。そんな風に刻々と姿を変えながら、一瞬のドラマを私たちに見せてくれます。 |
さまざまな雲の表情 |


























