Q2
原因となる化学物質にはどのようなものが考えられますか?
A2
厚生労働省では、1997年にシックハウスの原因といわれている[ホルムアルデヒド]について室内濃度指針値を発表したあと、2002年までに13の化学物質(*1)について、指針値を出しました。また、国土交通省が「住宅性能表示制度」空気環境に関する項目のうち、室内空気中の化学物質の濃度測定の対象としたものは、ホルムアルデヒド、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、スチレン、アセトアルデヒドの6つの化学物質です。さらに、今回の建築基準法の中で、規制の対象となったのは、ホルムアルデヒドとクロルピリホスの2物質です。
*1 厚生労働省が室内濃度指針値を発表している13の化学物質

物質名 室内濃度指針値 建材・施工材での用途
ホルムアルデヒド 100μg/m³ (0.08ppm) 建接着剤・合板類・フローリング等
トルエン 260μg/m³ (0.07ppm) 接着剤・塗料の溶剤・希釈剤等
キシレン 870μg/m³ (0.20ppm) 接着剤・塗料の溶剤・希釈剤等
パラジクロロベンゼン 240μg/m³ (0.04ppm) 衣類の防虫剤等
エチルベンゼン 3800μg/m³ (0.88ppm) 接着剤・塗料の溶剤・希釈剤等
スチレン 220μg/m³ (0.05ppm) ポリスチレン樹脂等に含まれる
高分子化合物の原料
クロルピリホス
 但し、小児の場合は
1 μg/m³ (0.07ppb)
0.1μg/m³ (0.007ppb)
シロアリ駆除剤等
フタル酸ジ-n-ブチル 220μg/m³ (0.02ppm) 壁紙・塗料・接着剤等の可塑剤
テトラデカン 330μg/m³ (0.04ppm) 塗料等の溶剤等
フタル酸ジ-2-エチルヘキシル 120μg/m³ (7.6ppb) 壁紙・塗料・接着剤等の可塑剤
ダイアジノン 0.29μg/m³ (0.02ppb) 有機リン系殺虫剤、防蟻剤等
アセトアルデヒド 48μg/m³ (0.03ppb) 各種原料・防腐剤
フェノブカルブ 33μg/m³ (3.8ppb) 殺虫剤
*両単位の換算は、25℃の場合による
*ppmは化学物質の体積が空気の体積に対して100万分の幾つかを示す単位。ppbは10億分の幾つ。

● 室内空気質TVOC(総揮発性有機化合物) 暫定目標値 400μg/m³

(出典:(社)住宅生産団体連合会制作・著作「インテリアコーディネーター登録更新研修(平成14年版)」テキスト)
All Rights Reserved Copyright
Harumi Design Center