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Q2-13
地盤の調査について教えてください。 |
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A
日本建築学会が作った「建築士のためのテキスト(小規模建築物を対象とした地盤・基礎)」によると、木造住宅のような小規模建築物の基礎(布基礎・べた基礎)の場合、比較的地表面から浅い2m程度のところの硬軟が支持力に大きな影響があるとされています。そこで、機器などによる調査だけではなく、設計者が現地へ行って敷地周辺を歩き、植生、造成の状況、周辺建物の異常の有無、周辺水路の有無、盛土に対する情報等を調べ、その上で基礎の設計をするのが望ましいと記述されています。
機器による調査方法には、住宅の場合、「スウェーデン式サウンディング試験(SS試験)」という方法が多くとられます。中規模な建築物やよほど軟弱な地盤の場合は、標準貫入試験(SPT試験)があります。どちらも、地盤調査の専門家が特別な機械を使って調べるものですし、その結果の読み取り方もなかなか難しいものだといわれています。
「スウェーデン式サウンディング試験(SS試験)」は、100kgの重りをつけた大きな、ネジつきの「錐」のようなものを地面に突き刺し、自重による沈下が止まってからは、ハンドルを回すことによってさらに深く潜りこませてゆきます。その潜り込み方によって、地盤の硬さを調べます。50坪(165m²)程度ですとおよそ3箇所に突き刺します。時間的には2〜3時間、関東地区ですと費用は6万円程度からといわれています。
以上のような機器による調査と合わせ、現地を専門家の目で見ることが大切だといわれています。周辺の地形や、植物の生え方などにより地盤の良否が分かることも多いですし、周辺の建物やがけなどに出た異常を調べることもできます。また、平坦に見える造成地の敷地も、造成の方法や時期によって地盤の状態はさまざまですから、専門家にできるだけの情報を集めてもらうことが必要でしょう。
地盤の調査は、長持ちする住まいをつくるために大変重要な手続きのひとつです。建物の重さを地盤に伝える役割を果たすのが基礎ですが、地震などに強い住まいを作るためには、建物の重さとその地盤に適合した基礎を作ることが大切です。地盤の硬さが不足しているときには、地盤改良や杭打ちによって強化するか、あるいは、基礎の大きさや形状を地盤の硬さに合わせて補強するか、敷地内の建物を建てる位置を変えるなどを考えますが、その判断をするために地盤調査は欠かせないものといえます。費用がかかるとしても必ずしておきたいものです。
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