住宅は構造や施工がしっかりしていると、60年程度の耐久性があるといわれています。 しかし、同じ住まいに長い間住み続けるには、様々な工夫が必要になります。 日々の生活スタイルやライフステージの変化への対応。 さらには、住宅をきれいに保ち老朽化を防ぐための掃除や塗装の塗り替えなどのメンテナンスが大切です。 また、住む人への負荷を軽減することで長く住むことができる住まいが実現します。
現在、さまざまな高性能建材が開発され、中には、汚れやにおいを分解したり、調湿作用を持っているものもあります。 1. 光触媒を利用した外壁材 通常、どのような外壁材を使っても、汚れや劣化は進行し、10年から15年ごとにクリーニングや塗装の塗り替えなどのメンテナンスを行う必要があります。 しかし、光触媒を利用した外壁材は、材料自身が「セルフクリーニング」を行うので、メンテナンスの頻度を減らすことができます。
珪藻土とは植物性プランクトンが堆積し、化石化した鉱物の一種です。小さな穴が無数に開いているため比表面積が大きく、たくさんの湿気を吸収・放出することが出来るのです。また、匂いや汚れもこの小さな穴が吸収します。
珪藻土といっても産地はいろいろあり、取れた場所によってその性能には大きな差があります。 その中でも性能が高いといわれているのは北海道の稚内でとれた稚内珪藻土です。 稚内珪藻土の細孔は湿気の吸収放出にちょうど適した大きさだからです。 珪藻土の性能は半永久的と言われています。 部屋を珪藻土の壁にすれば除湿機や加湿器を使わなくても、湿度を調節してくれるので、省エネルギーにもなります。
長く快適に住み継ぐためには、こまめなメンテナンス計画も重要です。 部位ごとにメンテナンスするべき時期が異なるので、住まいを建てたときに「メンテナンス年表」などを作っておくと便利です。 メンテナンス年表は、ご家族のライフステージの変化についても意識して作ることが大切です。
たとえば10年後に、高齢となった親との同居が考えられる場合、それに合わせて、浴室の改修をはじめ、 住まい全体のバリアフリー化を計画しておくことが考えられます。 家族のライフステージの節目と、メンテナンスやリフォームのタイミングをうまく合わせると、余分な費用をかけずにすみます。
こまめなメンテナンスで住まいを長持ちさせるコツは「最初は少し早めに手をいれること」です。 例えば、テラスのウッドデッキを、2,3年で塗りなおしたり、鉄部のペンキを劣化する前に塗り直したり、 こまめな目視点検をすることで住まいの劣化を遅らせることが出来ます。
Case1.中学受験を控える子供がいる場合のスペースの使い方 母親が家事をしながら子供の勉強を見るために、箱状のスタッキング家具とカウンター材でキッチンの前に子供の勉強スペースを作りました。 スクリーンで空間を仕切り、リビングでくつろぐ家族の気配が直接伝わらないよう配慮しています。
Case2.友人家族を招いてホームパーティをひらく場合のスペースの使い方 スタッキング家具とカウンター材でテラスへ続く座卓をつくり、たくさんの人数でワイワイと特別な日を楽しむことができます。
日々の暮らしの変化に対応して、間取りを変化させることのできる住まいは、暮らしをより豊かにしてくれます。